かな恵ボイスと裏設定が魅力的! 3DSで「プリティーリズム マイ☆デコレインボーウエディング」

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私がここ数年ずっと推しているアニメがある。2011年より始まったアニメ「プリティーリズム」シリーズだ。
アイススケートと歌とファッション、そしてプリズムジャンプという必殺技のようなものが組み合わさった競技「プリズムショー」をテーマに、十代の少女達が繰り広げるドラマチックなストーリーが魅力の少女向けアニメだ。
同作はもともと、電気屋などに置かれている筐体が原作となっている。
リズムゲームを中心に、登場するキャラクターのファッションを自由に選べるコーディネートと、キラキラとしたエフェクトが魅力的なプリズムジャンプが繰り広げられる。

プレイしているのはほぼほぼ小学生くらいの女の子達なのだが、その中に時々、いわゆる大きなお友達がプレイしていることがある。そう、私だ。
二十代の社会人のお兄さんが真剣に女の子の服を選んでいる姿はかなりシュールだろう。
私みたいな特殊なタイプは別として、アニメから入ったたいていの大友は筐体版に対するハードルがとても高い。そんな中、今年の3月に嬉しい知らせが届いた。3DS移植版の「プリティーリズム マイ☆デコレインボーウエディング」だ。

最新作のキャラクター「りんね」が先行登場

先日筐体版をプレイするために近所のヨドバシに行ったところ、たまたまマイ☆デコが売られているのを見つけた。
発売から2ヶ月経ち、新品でも2980円とずいぶんお安くなっていた。
以前ネットでゲームの評判を見ていたところ、プリティーリズムシリーズ最新作「プリティーリズム レインボーライブ」のストーリーともつながっている部分があると聞いていたのでかなり気になっていた。
特に、レインボーライブのメインキャラクターでありながら、記憶喪失のためキャラ設定が全く謎のキャラクター、りんねが先行して登場しているというのが気になった。

実際にプレイしてみると、筐体版からの移植ではありながらも要素がかなり変わっていた。

筐体版との違い

まず、私の目的である「ストーリーパート」
筐体版にあったメモリーパスによるランクシステムが3DS版では無くなっており、代わりにストーリーパートの進行具合によって色々な要素が開放されるようになっている。

リズムゲームの部分では、筐体版のシーズン13までの曲が全部入っていて譜面も同じ。
筐体版の赤と青のボタンは、タッチ操作でも十字キーなどでも可能なので、自分のプレイスタイルによって選べる。
小さい子どもにはタッチで操作すると楽しめるだろうし、大人の場合はキー操作がほとんどになるだろう。
操作感もよく、読み込みなどもないのでサクサク何度もプレイできる。
ただし、筐体版にあった「プリズムアクト」は無くなっており、代わりにシーズン8まで搭載されていた「アンコール」が復活している。

コーデについては特に変更が大きい。
筐体版では、一つ一つの服がパーツに分かれいて、それを自由に組み合わせられるが、3DSではデコパーツを選んでストーンをデコる「マイ☆デコ」というシステムになっている。
デコパーツとストーンの組み合わせで、全身まるごとコーディネートされたストーンになる。ちょうど筐体版のオーロラドリームストーンと同じような形だ。
これは組み合わせの楽しみがないので少し残念なのだが、デコ自体はかなりの種類があり面白い。
筐体版の服もかなり移植されており、特にサプライズ系などのレアな衣装もたくさんあるのがたまらない。2期の黒猫コーデも!

りんねに関する設定がたっぷり! 今後のアニメ展開を予想できそうな内容も…

アニメシリーズのファンにとっては、特に重要なのは「ストーリーパート」だ。
主人公は自分自身で、かな恵空間でお馴染みの「赤井めが姉ぇ」に導かれてプリズムスターとなり、伝説のデコパーツを集めることになる。
アニメ版1期、2期に登場するメインキャラクターが勢揃いし、賑やかなトークの掛け合いが繰り広げられる。
プリズミーやピュリティはもちろん、MARsやせれのん、かなめなども登場。
時間軸としては2期の時期なのだが、1期のメンバーは筐体版のデータの関係上1期版のデザイン。そのあたりの混沌さもプリティーリズムらしくて面白い。

そして、3期であるレインボーライブに登場するキャラクター「りんね」。
リズムゲームがメインだし、3期の宣伝のための顔見せ程度で終わるのかなと思っていたら意外と話に絡んでくる。
ストーリーはADVほどの長さを期待してはいけないが、アニメ版の脚本家が担当しているとのことでさすがの充実度。
アニメ版ではまだ謎の多いりんねだが、彼女に関する設定も多く公開されているため、アニメの今後の展開をほんのり予感させるものもあった。
また、さらっとペンギン先生が「異世界」の存在を認識していることや、異世界を渡り歩くりんねとはまた違う形で赤井さんが異世界に干渉しているという、まるで深夜アニメのような設定が用意されていた。

右も左も伊藤かな恵!

そんな3DS版で、ひとつ残念な点がある。それはキャラクターの声だ。
追加要素であるストーリーパートでボイスが出ないのはまあ最初から諦めていたのだが、筐体版で使われている各キャラクターの掛け声なども完全移植とならなかったのは残念だった。
これについては、開発者インタビューの中でも心残りだったとおっしゃっており、やはり現実問題として難しいようだ。

筐体版では、15人登場するキャラクターにアニメ版と同様それぞれの声優が割り当てられており、ゲームの中の様々なシーンで音声によるガイドや掛け声を喋ってくれる。
(ただし、セレナとかのんの二人はアニメ版と筐体版とで声優が異なっている)
特にプリズムジャンプの名前を叫んでくれるのはテンションが上がるので、アニメの中で使ったのと同じ技を使わせたりといった楽しみができる。

マイ☆デコでは、それらのボイスは全て、ナレーションもやっている伊藤かな恵によるものとなっている。
かな恵ちゃんとプリティーリズムの関係はとても深い。筐体版のりずむちゃん(アニメ化に伴い変更)、ゲームのガイド役であるめが姉ぇ、そしてかなめ、そなた、ヘインと、シリーズを通じて5人ものキャラクターボイスを担当している。
3DSでのボイスは筐体からの流用が中心だが、録りおろしもかなり多い。
そしてプレイするたびにかな恵ボイスで「すごいすごい!」などと褒めてもらえるので、ついついにやけてしまう。

また、リズムゲームで流れるBGMは全てボーカル曲なのだが、実にその7割くらいがかな恵ちゃん
この楽曲はCD化もされてなく、アニメ版で使われる時もボーカルは入らない。他のメディアで使われる機会が少ない曲をいつでも聴けるのでかなり貴重なソフトである。

かな恵ちゃんの他にも、あけここと明坂聡美による楽曲も。
特にテレビCMでも使われている「オトメパズル 〜恋するEVERYDAY〜」がおすすめで、可愛くてキラキラしたサウンドの中に、ほんのりとはかなさを感じる。
その他にも、アニメ本編の主題歌や挿入歌も多く収録。
特に1期の楽曲がかなり入れられていおり、アニメ版から入った人にもおすすめだ。

筐体では1プレイ100円かかる同ゲームは、ハマりだすとお金がバンバン飛んでいく。
本作はその予行練習としての要素も色濃く、ジャンプの練習やリズムパートに特化したモードなども用意されている。

リズムゲームとしての難易度はそこまで高くはないので、あくまでファン向けのゲームであるということには注意したい。
筐体に興味はあるがプレイする勇気がない人、そしてアニメ本編をより深く楽しみたい人は、是非プレイしてみてはいかがだろうか。

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