『台湾人生』 2月28日の今日知ってほしい一冊の本

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少し前、引っ越してから半年近く経ち、初めて近所にある図書館へ行きました。
歩いて10分くらい。大きさはすごく大きいというわけではないですが、蔵書も充実していて静かなので、散歩がてら時々行くようになりました。
これまでに旅行に行った国の中でも一番思い入れの深い台湾に関する棚を見ていて、あまり堅苦しくなさそうな本を探して手に取りました。

前情報なしに読んだのですが、もともとはドキュメンタリー映画として制作された同名の作品があり、その監督による書き下ろしだそうです。日本語教育を受けた世代に日本語でインタビューに答えてもらい、それをそのまま本にしています。今は半分ほど読んだところです。
台湾は中国語、正確には台湾語が使われていたのですが、日本統治時代は日本語による教育が行われていました。
家では台湾語で会話をしていても学校では日本語以外は喋ってはいけないとなっていて、教育内容も日本の指導のもと、例えば女性なら華道なんかもやったそうです。

日本統治下の台湾がどのような生活だったか、戦争が激しくなっていく中どうなっていったか、そして戦後の二二八事件。
重たい内容も多いですがついつい引き込まれて読んでしまうのは、客観的に書かれた文献ではなく、日本語で語られた生の声だからなのかもしれません。

日本では今台湾ブームとも言えるくらい多くの観光客が台湾を訪れています。
「観光に来る日本人は好きだけど、日本の政府は好きじゃない」
そんな言葉がインタビューの中で出てきました。
親日という面が大きくクローズアップされていますが、その背景には日本に対する信頼と、その真逆の不信感があり、日本人はあまりにも台湾という国を知らなすぎるのかもしれないなと考えさせられました。

まだ最後まで読めていない本についてレビューのようなものを書くのはなんだか失礼かなあという気もするのですが、2月28日の今日、誰かに伝えたいなと思い書いてみました。

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