プリティーリズムDMF最終回 二年間をまとめる素晴らしいラストだった

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はじめてプリティーリズム(オーロラドリーム)と出会ったのは一昨年の夏頃、ニコニコ動画で謎の一挙12話くらい配信があったタイミング。
まあ放送始まってから配信が決まって急遽という感じなんですが、女児アニメがニコニコで公式配信されるなんて思ってもみなかったから物珍しさで見たのがきっかけ。

最初は、かわいいキャラクターだけどやっぱり子ども向けだなって印象。
それが変わったのは、やっぱりみおん様登場回だった。
主人公らしくない主人公が覚醒し、まるで主人公のようだったりずむがいきなり突き落とされる。そこにたたみかけるように、まさに「スタァ」が舞い降りたのだ。

二期にあたるディアマイフューチャーの放送が決定した時には本当に嬉しく、そのタイミングで筐体にまで手を出し始める始末。
このときに何度もプレイした曲が、DMF最初のオープニング「Dear My Future ~未来の自分へ~」だ。

一年間、アニメ本編のおまけくらいの認識で見ていたプリズミー(旧・プリズムメイツ)。
彼女たちがデビューして、大舞台でたくさんの少女たちに憧れの眼差しで見られながら歌い踊る。
彼女たち自身が、みんなの「夢」になった瞬間だったんだなとあらためて思う。

DMFは主役変更、それも9人。作画は韓国の会社。さらに完全燃焼という言葉がふさわしい最終回を迎えてしまった一期。
たくさんの不安はそのまま現実になってしまい、それでも、その中にある残り香を楽しもうと必死に見てきた1年間だった。

もちろん、一期に負けない見どころもたくさんある。
3Dパートの可愛らしさは一期よりさらに爆発し、特にみあのイキイキとした表情に胸をうたれた。

そんな3Dパートが、文字通り新たなステージにあがったのが「プリズムアクト」である。

DMFで最初のプリズムアクトは、みおん様による砂漠から始まるもの。
枯れた世界のなかで、あいらとりずむに導かれたみおんは世界に自然が戻り、美しい地球が再誕する。
一期の最終バトルでみせたプリズムジャンプを彷彿とさせる、素晴らしいトリップ感だった。(この回が3Dでなかったことが残念でならない)

ここで一期を思い出す。
一期では、プリズムショーまわりでファンタジー的な設定はあったものの、全体のディティールは現実世界そのものであった。
リアリティが重なっていくので、気がつくと最終話付近では現実度がかなり薄れているのだがそれに気づかない。
現実と非現実が逆転し、あいらの魅せた「夢」へとつながった。

一方DMFでは、ぶっ飛んだみおん様のプリズムアクトによってこの世界に現実感を求めてはいけないという事がつきつけられた。
その後も、一期では練習シーンや修行といった、実際のダンサーやスポーツマンのような世界観が続いていたのに対し、二期では総選挙や温泉旅行など、ほぼアイドル活動である。

かわいい女の子たちがわーわー言って騒いで、先輩スターの恋にキャーキャー言ったりしている。
これで作画が良ければ本当に普通のアイドルバラエティーのようだったのだが…。

ちょうど同時期にやっていたSKEマジカルラジオのような、どこか茶番のような雰囲気。
それでも最終回を見たときに、気がついたら泣いてしまっていた。

一期の最終回は、一話手前で物語一番の盛り上がりを見せてしまい、本当におまけのようなエピローグと感じていた。
それに対して二期では、グレイトフルシンフォニアは1話、2話で収まりそうな話を長く膨らませ、間に消化不足だったエピソードの回収をしていった。
期待を軽々と超えたOD、期待の範囲でしか動けなかったDMF。
それでも全部の謎を解決してから終わらせてくれたのでまあいいかくらいに思っていたタイミングで、
あの(なぜか)素晴らしい最終回をみせてくれたので、ここまでついてきてよかったと心から思った。

なにが良かったのか言葉にできないが、DMF最終回は二年間の総まとめと呼ぶにふさわしい内容だった。
特に、前述のプリズミーの曲にのせて全員で涙するシーン。
これまで当たり前に一緒にいた友だちが、その日を限りに海を挟んで離れ離れになってしまう。それは視聴者にとっても同じ事。
視聴者とキャラクターの別れ、そして最後に、アクトラインの向こう側での再会は、視聴者に対してもプリティーリズムのことを忘れなければいつでも逢えるって教えてくれたんじゃないかなと思うわけで。

一期の最終回は「余韻」があるため、寂しさと言うよりは未来を想像させる余地を持たせてくれた。
二期の最終回では、本当にキレイに物語を終わらせてくれた。

この世界観での話はこれでオシマイ。三期は楽しみだけど、それでもまた別の形で彼女たちに再会したいと改めて思う。
劇場版とか是非お願いします…。

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