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映画

ゾンビでも恋がしたい! ゾンビのラブコメ「ウォーム・ボディーズ」

私は、好きな芸能人の影響で数年前からゾンビ映画にどっぷりハマっているのだが、先日一風変わったゾンビ映画を見た。 それは、ゾンビが人間に恋する姿をラブコメとして描いた「ウォーム・ボディーズ」という作品だ。 これがなかなか面白く、新鮮な着目点を綺麗に料理している内容だった。「ゾンビ」と「恋愛」の関係 ゾンビ映画といえば、元々はホラー映画として誕生したジャンルだ。 ゾンビは意志を持たずに人を襲う...

ねっとりとした風が漂う「風立ちぬ」

実に3ヶ月ぶりの更新となった。 理由としては、映画以外にまともに更新する内容がない上に、その映画も見られないほどどたばたした日々を過ごしていたからだ。 久しぶりに映画館を訪れ、良い映画はないかと探していたところに、話題作である「風立ちぬ」を見つけた。 どう考えても流行に乗り遅れた時期だなあと思いつつも、宮崎駿の長編引退作ということになっているのでチケットを買った。風立ちぬはジブリ映画の最新作で...

「しわ」(原題:Arrugas) 『老い』を『誰』と迎えるか

2年前、とあるSNSのオフ会で文化庁メディア芸術祭の受賞作品展に行った。この作品展はいつもものすごく混んでいて、作品数も多いのでじっくりと見ているとすっかり疲れてしまう。 この時にちらっと見かけてとても印象的だった作品が、現在バルト9で公開されている映画の原作「皺」だ。日本的なアニメーションが並ぶ中で、明らかに異質なタッチと色調。それもそのはず、これはスペインの作家による作品だ。 カタコト...

「スプリング・ブレイカーズ」 胸揺れるミュージックビデオのような映画

以前映画館で映画を見ていたとき、とても印象的なトレーラーが流れていた。「スプリング・ブレイカーズ」だ。 友達から評判を聞いていて気になっていたのだが、扇情的な水着の少女達が鮮やかな日差しのビーチで飛び跳ねるという映像がなんとも美しい。 先日鑑賞しに行くと、R15指定でかつ平日の夕方というタイミングでありながら、劇場内は満員に近かった。春休みに浮かれて強盗しちゃう系女子 タイトルの「スプリング...

「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」 腐った街と腐った人間の物語

映画館のスケジュールを見ていたところ偶然見つけたこの映画。予告やCMなどは特に見たことがなかった。 調べてみたところ、監督のデレク・シアンフランスは日本で上映された作品は「ブルーバレンタイン」一本のみのようで、あまり有名ではないようだ。 見終わってから、なんとも言えぬインディーズのような魅力にドキドキとした。ブルーバレンタインがカンヌ国際映画祭で「ある視点」部門に出品されたというのを読み、なるほど...

盛者必衰 人生の春と冬を描く「グランド・マスター」

「2046」や「マイ・ブルーベリー・ナイツ」などで知られるウォン・カーウァイ監督。 グラフィックデザインやテレビ業界を経て監督になり、スタイリッシュな映像で知られる同監督の最新作「グランド・マスター」は、中国武術に生きる人々を描いた伝記ドラマである。主演のトニー・レオン演じるイップ・マンは、のちにブルース・リーの師匠となる詠春拳の達人。 ゴン家の娘で、奥義六十四手を受け継ぐ宮若梅を演じるチ...

夢見る少年と疲れた大人のコントラスト 「言の葉の庭」

アニメ映画の監督といえば、一般的には宮崎駿監督、少し詳しくなってくると細田守監督あたりが有名だろうか。 新海誠監督は、これらのメジャーな監督とは少し違った人気を持っている。 美しい映像と切ない脚本、そしてメジャーシーンからは一歩引いた売り出し方によって、新海監督はどこか「自分だけのお気に入り」といった気分にさせてくれる。そんな監督の最新作「言の葉の庭」が現在バルト9などで公開されている。 20...

「ビル・カニンガム&ニューヨーク」 テーマはファッションではなく人生

現在新宿バルト9などで上映中の映画、「ビル・カニンガム&ニューヨーク」。 ビル・カニンガムという名前は私自身聞いたことすらなかったし、おそらく多くの日本人がそうだろう。 彼は50年以上に渡りニューヨークのファッションや社会を撮影し続けてきたフォトグラファー。 この映画は彼の仕事と周囲のインタビューで構成されるドキュメンタリーで、交渉に8年、撮影と編集に2年と実に10年がかりで制作された。 80歳の...

最新技術で蘇った死霊達 2013年版「死霊のはらわた」レビュー

1981年に公開され、スプラッターホラーブームの火付け役となった名作「死霊のはらわた」。 監督はスパイダーマンシリーズや「オズ はじまりの戦い」といったすっかり有名監督のサム・ライミだ。 この個性的な名作のリメイク版が、現在新宿ピカデリーなどで公開されている。今回のリメイク版ではサム・ライミはプロデューサー、脚本として関わっている。 そして監督を務めたのはフェデ・アルバレス氏。まったくの無名監...

ブルーレイに広がる「デジタルコピー」 映像ソフトはこれからどうなるのか

昨年末に公開されて話題となった映画「レ・ミゼラブル」。古典のリメイクでしょ? くらいに思って全く見る気はなかったのだが、ソーシャルで次から次へと絶賛する声が聞こえてきた。 感想のコメントが並ぶにつれて見てみたいという欲求が高まり、いざ観に行こう! と思ったが時既に遅し。すっかり見逃してしまった。さて、6月には同映画のブルーレイ版が出るのだが、この商品に「デジタルコピー」というのがついてくる...